観光庁の旅行・観光消費動向調査の速報値で、2022年1~3月期の日本人の国内旅行消費額は2兆2032億円となった。コロナ禍前の19年同期比で47.7%減。21年同期比では35.4%増だった。オミクロン株の感染拡大に伴い各地に適用されたまん延防止等重点措置の影響などで旅行者数が低迷。2010年の現行調査開始以降、1~3月期としては、21年の1兆6271億円に次いで、過去2番目に少ない額だった。
旅行・観光消費動向調査は、サービスや商品を購入する消費者側に立った統計。観光、帰省、業務などの目的を問わない。消費額は、国、都道府県、市町村が実施する旅行費用割引などの支援額は除外して集計されている。
22年1~3月期の消費額の内訳は、宿泊旅行が1兆7008億円で19年同期比47.6%減、21年同期比34.9%増。日帰り旅行消費額が5024億円で19年同期比47.8%減、21年同期比37.0%増となった。
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